準備中Message from President

理事長

 この度、「明るい社会づくり運動」(明社と略)の理事長に就任致しました。どうかよろしくお願い申し上げます。
 皆さん御存知の通り、明社は1969年に庭野日敬師によって提唱され、発足以来51年が経ちました。現在、全国で500を超える地区組織がそれぞれの独自性を発揮しながら活動しています。
 昨年は、提唱50周年を記念して「伝統と革新」をテーマに記念大会を開き、大会宣言文の中で、この運動の目指す目標を再確認しました。「あったかい」「ほっとけない」「ゆずりあい」「ささえあい」「まもりたい」の象徴する価値が当り前になる社会の実現です。
 そのためには、明社の皆さんがこれまで日常的にしかも継続して取り組まれてきた活動の実績を生かすことが基本です。それが「伝統」の力です。それを、若い世代の皆さんに伝えた上で、新たな価値を付け加えてさらに発展させて欲しいという私たちの願いを「革新」という言葉で表現しました。
 それは、私たちが生きる上で一番大切な不変の真実、つまり物の豊かさ以上に心の豊かさを求めること、を社会や世界全体に広げるために、たゆまぬ努力を続けて行くことを意味します。
 21世紀の世界は、環境や核兵器、経済格差等の大問題を抱えていますが、それら全てが未解決のまま、新型コロナウイルスが、未曽有の危機を引き起こしています。同時にそれは私たち一人一人が自らの魂と向き合い、人間として生きる意味を問い掛け確認する素晴らしい機会にもなっています。その結果、政治家や専門家、少数のエリートに頼るのではなく、明社に代表される私たち市民の手によってこの危機を乗り越え、新しい時代に至る道が開けます。
 眼は遠く輝ける未来を見据えながら、足元にしっかり力を入れ、一歩ずつ、仲間とともに、労わり合いながら前に進んで行きましょう。

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