第3回「志民カレッジ」開催

志民カレッジの第3回(最終回)を令和元年11月23日と24日の2日間にわたって、参加者は受講生9名、スタッフ4名の13名で行いました。

第1日目は、宮城県気仙沼市唐桑町に建設された「はやまのふもと」を視察。この施設は、地域教育の拠点づくりプロジェクトとして、東日本大震災後、唐桑町に移住した若者(ボランティア)が中心となり、まちづくり協議会や地元住民、中高生自ら空き店舗を改装し、今年7月28日に中高生の集いの場としてオープンした施設です。この建設費(材料費)を特定非営利活動法人明るい社会づくり運動(全国明社)が支援しました。

施設建設の背景は、➀東日本大震災後、子ども達は避難所、仮設住宅、復興住宅と生活環境の激変で心身の負担が大きいため仲間との居場所が必要である。➁被災地域の人口減少と少子化に伴い「地域教育」が衰退している。➂子供たちが地域の中で主体的に学ぶことができる場所がない。などの課題からできたもので、いま、地元の大人が先生となって地域ぐるみの教育が行われ、子ども達が主体的な遊びや学びを得ることを目的に運営が開始しています。

「はやまのふもと」視察後、石巻に移動。石巻明社斉藤正美会長の事務所で、午後7時から、震災当時の現状とその復興の様子、今後の課題などを学びました。

翌朝、2日目は、「めいしゃのもり」の整備と日頃、委託管理者と今後の広場の活用などを検討しました。

その後、斎藤会長事務所に戻り、東日本大震災の被災者でもある石巻明社事務局長相澤規雄氏から、震災体験とともに災害時の対応などを学びました。

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