大阪地区明社連絡会「ケーナづくり」のご報告

平成29年5月13日(土)、大阪府地区明社連絡会(佐藤武幸29年度代表)は、羽曳野市にある「NPO法人子育てサポートくるみ くるみ共同保育園」で、青少年の健全育成の一環として、園の学童保育に通う小学校1年生から6年生までを対象に、アンデスの民族楽器である「ケーナ」づくりを行いました。

準備段階では、学童保育の児童39名のほか、先生やスタッフが参加し、総勢45名分のケーナ用の竹材の調達に奔走しました。

竹ならどんな竹でもよいというわけではなく、内径は約18mm、節から節の長さが300mm以上のものでないとケーナづくりには適しません。この基準にあった竹を地元の木下佳子さんが河内長野市の名刹「観心寺」のご住職にお願いし、伐採してあった竹を提供してくださり、50本を超える材料がそろいました。

子どもでも工作し易いよう、半完成の状態で「ケーナづくり」を開始すると、「おっちゃんボクの笛見て!」「鳴れへん!」などと質問してくる子どもたちの姿に、教える者はうれしい悲鳴をあげていました。

ケーナが完成すると、音出しの練習をしました。そして、ケーナを使って「竹田の子守唄」と「コンドルは飛んで行く」を模範演奏すると、あれだけ賑やかだった子どもさんたちも、静かにじっと聴いてくれました。

次はどんな企画で行こうかと考えながら、またこの子どもさんたちに会えることを願って“ほんわか”とした気持ちで帰路につきました。

明るい社会づくり運動「大阪府地区明社連絡会」事務局 杉本光正)

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