講演会「サダコの祈り〜紛争地にとどけ」を開催

講演会「サダコの祈り〜紛争地にとどけ」の様子明るい社会づくり運動広島県備北協議会(高畑隆雄会長)は、平成29年11月12日(日)14時から三次市のみよしまちづくりセンターにおいて、講師に国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所のシャムスル・ハデイ・シャムス氏をお招きし、講演会「サダコの祈り〜紛争地にとどけ」を開催しました。

アフガニスタン出身のシャムス氏は、原爆の惨禍から凄まじい早さで復興した広島に関心をもち、広島大学において平和研究を学び、博士号を取得。現在は、国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所に勤務されおり、広島平和公園の「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんをモデルとした絵本「サダコの祈り」を母国語に翻訳、自費や被爆者からの募金で出版し、アフガニスタンや南スーダンなどの小・中学校で配布し、なぜ戦争はいけないのか、なぜ平和であることが大切なのかを伝える活動の様子や、それぞれの地域の現状や人々の暮らしについても、写真やビデオで分かりやすく講演をいただきました。

講演会集合写真日本においては戦後72年が経過し、戦争・被曝経験者が減少する中、私たちの平和の大切さに対する意識も薄れてきているように感じます。今回の講演を通じて、改めて世界には紛争や内戦により、未だ平和や復興の見出せない地域があることを再認識しました。私たちはこれからも平和な世界の実現や、人々の幸せを願い行動しなければならないと感じた講演会でした。

(広島県備北協議会会長 高畑 隆雄)

pagetop