小さい輪が広がり、大きな輪に。

「福井市明社」足羽山無縁墓地清掃に早朝汗流す

8月3日(土)早朝6時より、ことしも恒例の足羽山無縁墓地清掃が行われ、88名が参加致しました。連日猛暑が続く中、荒れ放題の無縁墓地は夏草が生い茂り、手がつけられない状態でした。それでも5時30分頃から参加する人もみられ、作業を進めていました。6時になると参加者が多くなり、中央の階段を上まで上り、広場の草を刈り始める人、上の段から順番に刈り降りる人、下の段から刈り上る人など、各自がそれぞれのエリアに立ち、手際よく作業を進めていました。

高齢化が進み、参加者は減ったように見えましたが、水分を補給しながら汗を流し、1時間後には約5,000体以上に及ぶ墓石がすべて姿を見せ、きれいにさっぱりした墓地に変わりました。

その後、奥村雄外福井市明社会長が参加者の奉仕をねぎらいながら、「この無縁墓地清掃を始め、公園の花壇作り、街頭募金活動、落ち葉拾い、足羽川粗大ゴミ清掃など、地域の小さな力の輪が広がり、大きな輪に広がり、世界の平和につながっていく」と明社活動の大切さを述べました。

この日は、無縁墓地を管理する福井市公園課から3名の方が参加され、吉田公園課長が、日頃の明社会員の奉仕活動に対して、感謝とお礼のご挨拶を戴きました。そして、最後に無縁墓地の多くの御霊に対して、参加者全員で順にご焼香をさせて頂いたのち、解散をいたしました。参加者は、当日もすがすがしい気持ちで山を下り帰路につきました。

例年、鬱蒼とした墓地の情景に、一瞬たじろぎますが…、大勢の参加者の姿に身体が前へ出ていきます。

挨拶に立つ奥村明社会長(左)と市公園課吉田課長(右)

多くの人の手によって、次第に墓石の頭が現われます。

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